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Dr.HOUSE

Dr.HOUSEはアメリカの連続ドラマなのだが、むかし一世風靡したERのように医療についてのテクニンクや人間ドラマをドタバタを演じる類のものではない。

Dr.HOUSEは自他ともに認める患者嫌い、めんどうな相談などには巻き込まれたくない凄腕の医師。
だけど超難解な病気を解決していく姿は、不器用ながら良い仕事をする昔ながらの日本の職人を彷彿させる。
そのドラマDr.HOUSEだが、毎回必ず自信を持って行った治療が見事に失敗もしくは裏目にでる。(笑) もちろん、その治療にはテレビ前のみんながうなずける理論で治療に当たるのだが、結果はダメ。w

Dr.HOUSEはそこから諦めずにもう一度立ち向かい、ひょんなことから解決に向かう。同僚は「神の思し召しなんだよ。あなたはよくやった。」と、そこから立ち去るための言い訳にアタマを使う。
Dr.HOUSEは理論と経験をもってして解決しないことはない。と主張する。
そして、運も見方につけ乗り越えていく。

決して、デキル人間ドラマなんじゃないと思う。天才医師と位置づけられてはいるが、このドラマは超一流の仕事術を観せていることに気がつく。

できなかったことに対する原因探求は大切なことだとは思う。だけど、いつの間にか「それは、できなくても仕方なかったよね」と言われるような原因を自ら探していない?
Dr.HOUSEは「人は嘘をつく」が口癖なのだが、きっと自身に対しても「人は嘘をつく」と戒めているに違いない。